ボディーサーフィンに必要な道具を紹介していく。
ボディーサーフィンの種類
まず,ボディーサーフィンには以下の3つのパターンがある。
1,道具無しで体だけで波に乗る。
2,フィンを付けて波に乗る。
3,フィンに加えて,ハンドプレーンを使用する。
上記の内,1,2,3全ての場合で必須なのは,水着,又はウェットスーツである。
そして,2と3では共にフィン(必要であればフィンソックスも)が必要になり,3の場合でのみハンドプレーンが必要になる。
水着
水着に関しては何でもよいと思う。
仮に選ぶとすれば,動きやすく,水の抵抗を減らすために表面が滑らかなものがよい。
フィン
以下のことを考慮して選ぶことになる。
・フィンの形状
・フィンの硬さ
・フィンのサイズ
・フィンと足の相性
フィンの形状には2種類ある。左右対称のフィンと非対称のフィンである。
左右対称のフィンは,足への負担がバランス良く掛り,癖が少ないため自然な感覚で使用できる。左右非対称のフィンは,外側と内側で負担が異なり,特殊な使い方が必要になる。また,筋肉にかかる負担も,これらの間で少し異なる。これは好みによって選ばれると思う。ボディーボードでは左右非対称がよく選ばれ,ボディーサーフィンでは左右対称のフィンが好まれるように感じる。
初めてのフィンであれば左右対象フィンがよいと思う。
フィンの長さに関しては,ロングブレードタイプのものもあるが,あまり一般的には使われていない。
(左が左右対象フィン(Da Fin),右が非対称フィン(Churchill Makapuu))
次に,どちらのフィンにも共通するものとして,硬さの違いがある。
これは,推進力と体への負担の大きさに影響し,硬いものでは,体への負担は大きいが推進力が高く,早く進むことができる。反対に柔らかいフィンでは,推進力は犠牲になるが,体への負担が小さくなる。自分の筋力や体力,何を求めるかにより変わってくると思う。筋力や体力があり,速い速度を求める際には固いフィンが選ばれるが,筋力や体力に自信がなかったり,リラックスして楽しみたいときや,長時間楽しみたい時などには柔らかいフィンが適している。
フィンのサイズは最も重要である。
サイズが大きすぎると脱げてしまったり,力に無駄が生じて使いずらく,また,疲れやすくなる。サイズが小さすぎると,きつくて足が痛くなり,長時間使用することはできなくなる。しかし,フィンのサイズはどのメーカーも,大雑把で正確な形や大きさがわからないため,できる限り実際に履いて確かめる必要がある。
また,素足の場合とソックスを履いた状態では,サイズが変わる場合があるので,自分の使用用途に合わせたサイズを選ぶ必要がある。
フィンによって足との相性が違う。
フィンによってそれぞれ,フットポケットの形状が異なる。幅が狭いものであったり,甲が高いものであったり,フィンごとに形が異なるので,先にも述べた通り,できる限り実際に試着してから購入するのが一番良い。
ハンドプレーン
ハンドプレーンは様々にたくさんの種類があり,又,私自身ほとんど使用しないため,あまり詳しくないが,参考までに私自身が感じたことを書いていく。
・材質
・形状
・大きさ
素材に関しては大まかに3種類ある。
木製の物とプラスティック製の物,それからウレタン製の物。
これは大きさに関しても言えることだが,素材に関して考えることは,主に,浮力に関することだと思う。浮力が高いと,波に乗りやすくなる。しかし,クロールで泳ぐ際には非常に邪魔になる。
形状は重要。
形状に関しては,先端が上に向かって反っていることは必須だと思う。先端が上に沿っていないと,先端が水面に引っ掛かり,水中に突き刺さってしまいやすくなる。それを回避するために,波に乗る際に,余計な制限がかかると感じる。
それに加えて,プレーンの裏側が蒲鉾のように丸くなっているものがよいのではないかと思われる。これに関してはあまり大差がないかもしれないが,平らな場合に比べて,より推進力かコントロールのどちらか,あるいは双方が得られやすいのではないかと思う。
又,手を添える面に関しても,蒲鉾型,或は,卵型に膨らんでいる方が,使いやすいと思う。
(WAW Badfish)
(Slyde)
大きさは好みにと用途に応じて。
大きさに関しては,サイズが大きなプレーンだと,波に乗りやすくなる。しかし,大きい分,泳ぐ際にとても邪魔になる。
その他
フィンとハンドプレーンには,リーシュを付けた方がよい。
フィンソックスは履いた方が,サイズや形状の不一致に対する調整が効く。
日焼け止めは必須である。海水で落ちない物を。
ウェットスーツは,トライアスロン用の物が使いやすい。
冬場はサーフィン用のセミドライなどのほうがよい。